札幌タイムス休刊談話
今日のブログは、
札幌タイムスの藤野 紘一社長の休刊談話を掲載します。
「本号をもって休刊致します」
心からご支援に感謝し、お詫び申し上げます
週刊札幌タイムス(会社名・株式会社北海道二十一世紀タイムス)は、
誠に不本意ながら本日平成21午3月6日付号をもって、ひとまず休刊致します,
私たちが多様な言論を求め「半世紀続いた北海タイムスの灯を消すな」と
いう多くの道民皆様の声と浄財に後押しされて立ち上がってから、この4月9日で
創立10周年を迎えるところでした。
しかし、スタート時から続いた慢性的な経宮難から脱することが出来ず、
ここへ来て一段と厳しさを増す経済情勢の中で、広告や購読部数の急激な
落ち込みなどにより、毎週発行し続けてきた新聞の制作費、配達費等が
どうしても確保出来なくなりました。
「満10年」を目前にして、このような形で志を貫き通せなくなったことは、
無念の極みです。
この問、l500人もの一般道民、企業、団体などご出資いただいた
株主の皆様や各界各層の応援団の皆様、それに長年私たちの小さな
新聞を支えてくださった読者、広吉主、取引関係者の皆様に心から
感謝申し上げますとともに、今回の不始末で多大なご迷惑、ご心配
をかけますことを深く深くお詫ぴ申し上げる次第です。
顧みますと、私たちは全道紙北海タイムスが52年の歴史を閉じたl999年、
当時北海道のキャンぺーンフレーズだった「試される大地」の呼ぴかけに
応えるかのように、その"復刊"に向けて第一歩を踏み出しました。
旧紙の基本埋念である「地域に根ざした公正な報道」をしっかり受け
継ぐ一方で、既存の新聞とはひと味違った切り口、主張、提案や地域に
密着したきめ細かいなスキマの情報・話題を中心に据えた"小さくても
存在感のある"新しいタイプの新聞を目指して来ました。
当初は札幌、旭川を拠点にした道央ベルト地域の日刊朝刊紙を狙い、
フロンティアタイムスの題字を掲げました。ところが、準備不足と私たち
経営陣の見通しの甘さから、発刊直前になってトラブルが相次いで
当初目論んでいたような新聞がつくれず、出だしから大きくつま
ずいてしまいました。
僅か2力月で旭川を撤退してエリアを札幌圏に較り込んだあと、
2001年2月から地域の応援団に徹するため題字も札幌タイムスに改め、
さろに05年11月には紙面により特色を持たせようと現在の週刊発行に
移行させて、歯を食いしばり、もがき、苦しみ、頑張ってきたつもりです。
「継続は力なり」の言葉通り、こうした積み重ねと、皆様の励ましによって
03年、04年、05年度の決算では3年連続の単年度黒字を計上し、
経営改善への道をたどり始めた時期もありました。
しかしながら、次なる飛躍につなげる「地域に密着した特色ある紙面」の
決め手をなかなか見つけ出せないまま、低迷状態が進む本道景況の
渦の中に再び飲み込まれていきました。
懸命に脱出する途を摸索している最中でした。決して
諦めていませんでした。
残念でなりません。重ねて皆様のご支援とご期待に応えられず、
大変なご迷惑をおかけする形でこの日を迎えてしまったことを、
心かろお詫び申し上げます。そして、本当に有難うございました。
(代表取締役・藤野紘一)
