自分葬を遺言する
北海道新聞 2004年5月13日木曜日
タイトル 多様化進む葬儀
―最後のシナリオ自分で―
6割が「家族葬」を希望 細やかな対応の業者も
自分葬遺言協会会長、行政書士
佐久間 三男さんに聞く
―計画書作り親族の理解求めて―
自分の死後、家族や親族に希望通りの葬儀を行ってもらうには、いくつか注意すべき点がある。
自分葬遺言協会(札幌)の会長で、行政書士の佐久間三男さんは「配偶者に『自分の葬儀はこうしてほしい』と話しておくだけでは不十分。口頭で伝えていても、葬儀を出す段階になって親族に反対され、実現できないこともある。死後の自己決定権を守るためにも、遺言や、葬儀の内容を書いた『葬儀計画書』を作成しておくとよい」とアドバイスする。
葬儀計画書の書式は特に決まっていないが、できるだけ詳しく、具体的に書くのがポイント。希望する葬儀会場や規模、形式のほか、呼んでほしい宗教者や知人とその連絡先、呼んでほしくない人、ひつぎや仏衣、流す音楽、遺影、花の種類などを記入する。佐久間さんは「自分の希望について、周りの理解を得られる状況を生前に作っておくことが大切」と話す。
遺言の相談 お問い合わせ先
佐久間三男 事務所
電話 (011)663-8610