自分葬を施行する札幌葬儀の「セレモニーきょうどう」

私が、葬祭業界に入り、今年で22年目になります。
その後平成7年秋に独立し、「(株)セレモニーきょうどう」を興し
現在に至っていますが、会社を興し、何時もお客様の目線で考え行動していますが
葬祭関連の新聞、「祭典新聞」記事を転載させて頂きます。

祭典新聞2000 年(平成12 年)6 月10 日(土曜日)

<読者のひろば>

タイトル 「私の葬儀ならどうする?と考えて仕事をする」

北海道札幌市・鈴木全明
(株式会社セレモニーきょうどう社長)

いま、冠婚葬祭が大きく変わりつつあります。結婚式では地味婚、マイ・ウエディング。
葬祭では、地味葬、密葬などの「自分葬」が増えてきています。
戦後、家族制度が崩壊し、冠婚葬祭にかける費用もバブル時期をピークに、
低額指向が顕著になりつつあります。
押しつけのセレモニーや儀式化した葬儀を避け、個性的な葬送儀礼を求める方が
増える傾向にあります。
私がこの業界に関わったのは十二年前のことになりますが、当時私たちの地域では自宅で
行う葬儀は皆無に等しかったのです。
しかし現在では、全体の葬儀件数の約三割が自宅葬及び近親者で行う密葬な
どの地味葬だと言われています。
私が自分で葬儀会社をおこして四年になりますが、「自分葬」を柱に事業を進
めてきました。今までの葬儀は、よく主役不在と指摘されていましたので、ど
うすれば主役実在の葬儀ができるのかということを考えつつ現在に至っています。
また、一九九七年から、市民団体などの要請を受け、講師として葬儀の実情
などの話をしてきましたが、そのたびに思い知らされることは、葬儀価格の不
明瞭、情報の不足、葬儀会社への不信感といったことを、多くの方が感じてい
らっしゃるということです。
その後私は自営業のかたわらに、葬送関連業者、法曹界関係者、宗教者、一
般市民など、約三十名の方々と「現代北の葬儀研究会」を組織し、葬送儀礼に
関する情報を市民に公開するなどの活動をしており、またこの研究会は、非営
利団体NPO としての法人化をめざしています。さらに研究会自ら主催する葬送
儀礼の情報公開セミナーや、自分葬実現の支援のための情報誌「葬送計画書」、
「遺言と相続」、「最近の葬儀事情(新聞情報)」を発行、ビデオ「自分葬(自然
編)」を制作するなどの活動もしています。いま、研究家たちの活動を通して、
主役実在の葬儀方法が確立されつつあります。
その人が自分の人生終焉の幕を引く舞台を企画制作できるすばらしい仕事、
葬祭業に巡り合わせてくれた方々に感謝し、故人・遺族の視線で考え、行動す
る日々です。