自宅での看取り

身内が亡くなったので、自宅に来てほしいとご遺族様からの連絡を頂き
自宅で葬儀の打合せをしていた時、
故人のお子様5人姉妹が泣きながら話、笑いながら話す遺族の光景。
その後姉妹の一人が、私に故人が生前強く自宅で死を迎えたいと、
伝えていたことを、守ってあげれたことを泣きながら話してくれました。
亡くなる近くは、風邪を引いて、熱があったとき、故人に何度も病院に行くことを進めたが、医師の往診で良いと、病院に入院することを強く拒否していたので、家族は故人の遺志を尊重したそうです。
家族で故人の病状が悪化しても、自宅療養の継続が出来るのか、何度も話し合い、近くの病院の担当医師とも相談しながら自宅療養を続けたそうです。
それでも故人の体調が悪化すると、これでよいのか、非人道的では、そんな格闘の日々が続いたそうです。
一番の救いは、生前故人の言葉で「自宅に置いてくれて有り難う。」「
迷惑かけるけど頼むな」
そんな言葉を聞くと、とても救われたと話していました。
そう言いながら、家族の人達は、故人の体をさすりながら「よかったね。
お疲れ様」そんな光景を見たとき、悲しい光景ですが、満足と喜びも伝わって来ました。
畳の上で死ねない近年、尊厳死について今一度考える事柄ではと思います。
合掌

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さりげなく咲いている
タンポポに
妙に気になりパチリ

シンプルが
最高と
思います。